2015年 05月 15日
『Core Voice(コアボイス)』開始にあたって ー その1 |
私がJazz Vocalを教えているカワイミュージックスクール レプレ新宿にて、今年(2015年)6月から新しい講座(レッスン)が始まります。
その開始にあたって、何度かに渡り、発声に関する記事を書こうと思います。
まず、今日は講座・レッスンの概略をお伝えします。
その講座の名前は『Core Voice(コアボイス)』と言います。
その名が示すように、身体のコア(=芯)を重視した発声のレッスンを行います。
『Core Voice(コアボイス)』が目指すものやどういう方に受けていただきたいかを書いてみます。
<『Core Voice(コアボイス)』が目指すもの>
「発声に必要な身体のコアと呼吸の活性化」
身体のコア(芯部・深部)を活性化させつつ、深い呼吸が出来ることを目指します。
声は声帯で作られた原音(元の音)が、その周りの器官(喉・口・胸等)に共鳴して体外に響き届いていきます。
原音を作る声帯の周辺の訓練は重要ですが、その声帯の動きや周りの器官の共鳴を安定・向上させるには、身体のコアの活性化が大きく関係してきます。
元々声帯は呼吸の一部ですので、コアが活性化されて深い呼吸が出来るようになると、声帯の動きが非常に安定し、運動が活発になります。
つまり、今述べた器官は全てつながっていますが(と言うか、そもそも身体は全体がつながっていますが)、特にコアの部分を中心に活性化して、末端に近い声帯も活性化させることを目的にしています。
先に声帯の訓練を行うのもよいですが、例えで言うと、それは砂の上に煉瓦の大きな建物を建てるようなものですから、必ず身体のコアと呼吸の活性化を同時に行うべきです。
<『Core Voice(コアボイス)』を受けていただきたい方>
①「身体と呼吸が活性化させていないのが原因で、声が楽に出ない方」
まれに最初から声が出やすい方がいます。
そういう方は、ほぼ間違いなく、他の方に比べ身体が活性化されています。(理由は様々なので、割愛しますが)
或は、習わなくても、器用に声帯やその周辺を動かさせています。
多くの方は、現代生活の中で、つまりストレスや運動不足の為に、声を出すのに十分に身体が使えない状態になっています。
また同時に、呼吸も浅くなっています。
『Core Voice(コアボイス)』では、まず身体と呼吸を活性化させて、その方本来の声を取り戻すようレッスンをしていきます。
ですので、声のみならず、健康面でも改善の可能性があります。
②「それほど発声に問題はないが、更に上を目指す方」
『Core Voice(コアボイス)』では、通常ではあまり教えていない発声時の身体のエクサイズを行いますので、既に声が出やすい方でも、更なる上達が可能です。
安定したコアの支えと深い呼吸によって、特に音量・音域の向上や声のコントロールの安定が得られます。
なお、『Core Voice(コアボイス)』はグループレッスンが基本となっていますが、より細かい発声のチェックをご希望の方は、個人レッスンをオススメします。
よろしければ、5月24日(日曜)11:00~の体験レッスンを受けてみて下さい。
http://www.lepre-shinjuku.com/news/3757
また、後日『Core Voice(コアボイス)』に関して書きますので、どうぞ読んでみて下さい。
ありがとうございました。
by toshikajiyama
| 2015-05-15 14:48
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